最悪な状況こそ人生の分岐点

実は、ICHiとして活動を始める前に大きな分岐点を迎えてました。

高校卒業後、誰もが知る企業の開発へと就職したのですが、外から見たら良いものの、組織の中身がなかなかに古臭くて精神的に不安定な状態に陥り、生きた心地がしない日々が続いていました。ちなみに企業の大きさ、知名度でいうと、街で一日に最低１回は目に入るものを作っていました。別にその企業を攻撃するつもりはないので名前は控えますね。

そんな精神状態で仕事をしていると、とうとう病名がつくレベルになり休職。数ヶ月自分を見直す期間を作りました。原因としては、人間関係というより「ICHiがこの仕事をする意味」がわからなくなり、やりがいや生きがいを感じなくなって精神状態も悪くなったという感じです。いくらでも代えがきく仕事をいやいややって納得のいかない給料。高卒を理由にあきらかに任されるプロジェクトの大きさも違う。正直俺は耐えられません。

新しい時代に対応していくために、いろんな提案をしても挙句の果てには、「高卒を必要としてる課なんてないから」と言われてしまいました。じゃぁ俺を取るなよって感じですが、その時の感情に身を任せて新入社員にこんな言葉を吐く会社は辞めて大正解ですね。

その会社を辞めてから、SNSマーケティングの仕事について１年と少したったころに、前職の会社と対面する機会があり、その時にこんなことを言われました。「SNSマーケティングうち全然だめだから色々教えてほしい。」怒りを通り越して呆れるとはまさにこのことを言うんだなと実感しました。

このような経験をして分かったことは、自分が求める仕事環境は自分にしか実現できないということ。誰が悪いとかじゃないんです。俺がこの時代の組織に合わないんです。

だから速攻で会社辞めて得意だった編集で事業を立ち上げて、SNSマーケティングを磨いて、こうして夢だったブランドを運営する。あの最悪な状況が俺にとって人生の分岐点でした。

だから、もし今の状況が最悪だと感じるなら、何かを変える必要がある。
会社、学校、その中で変えてもいいし、外で幸せを追加してもいい、
その分岐点をどう活かすかは自分次第。

正直こんな弱い部分をさらけ出したくはないけど、誰かの人生に誰かの経験は必ず役に立つから、作品を通して想いを形にしました。